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自宅で使用しているノートパソコンの買い替えを考えていましたが、良い機会なのでスピードアップできるか試してみました。
結果は大成功です。
10年以上使っているパソコンですが起動速度も速くなり、まだまだ使えそうです。
作業は以下です。
- メモリ増設 4G→8GB
- HDDをSSDに換装
パソコンの部品交換というと専門的で敷居が高そうですが、「メモリ交換」と「SSD換装」は誰にでもできる簡単な作業です。
メモリが少ないパソコンや、HDDのパソコンはスピードアップできる可能性は十分あります。
いちど検討してみてはいかがでしょうか。
部品交換の効果
パソコン起動速度の比較
SSDで起動時間が「平均32秒」になりました。
表のデータはストップウォッチで計測したデータです。
回数 | HDD・メモリ4GB | HDD・メモリ8GB | SSD・メモリ8GB |
---|---|---|---|
1回目 | 3分33秒 | 3分10秒 | 0分49秒 |
2回目 | 1分44秒 | 1分51秒 | 0分26秒 |
3回目 | 1分44秒 | 1分40秒 | 0分30秒 |
4回目 | 1分36秒 | 1分26秒 | 0分27秒 |
5回目 | 1分49秒 | 1分44秒 | 0分28秒 |
平均 | 2分5秒 | 1分58秒 | 0分32秒 |
メモリ増設では起動時間は変わりませんが、SSD換装で劇的に早くなったことがわかります。
① メモリ交換による効果
Yahooのような、画像が多いホームページの表示は明らかに速くなりました。
いままでは画像が一つずつ表示される感じでしたけど、メモリ増設後は「一瞬で」すべての画像が表示されます。
メモリ交換については以下のページで紹介しています。
② SDD換装の効果
新品のように速くなりました。
- パソコンの起動速度が速くなった。
- アプリの起動が速くなった。
- 画像の表示が早くなった。
- シャットダウンが早くなった。
変わっていないのは通信速度くらいです。
パソコンはdynabook T451/46EBD
「dynabook T451/46」というノートパソコンです。
2012年春モデルとステッカーが貼っていあるので、11年前のモデルになります。
プロセッサ | Intel(R) Core(TM) i5-2450M CPU @ 2.50GHz 2.50 GHz |
メモリ | 4GB → 8GB (今回作業を行いました) |
HDD | 750GB |
OS | Windows7 Home → Windows10 Homeにアップグレード |
仕事に使わないので、一般的なスペックです。
ところでSSDって何?
簡単ですが、SSDはSolid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)の略です。
HDDと同じようにパソコンの記憶装置として使います。
HDDはディスクにデータを読み書きしますが、SSDはメモリーチップにデータを読み書きします。
- HDD … CDやDVDのようにディスクにデータを書き込む
- SSD … USBメモリのようにメモリーチップにデータを書き込む
「HDDはCDやDVD」、「SSDはUSBメモリ」と同じようなものと、イメージすれば分かりやすいです。
記憶装置を「カシャカシャ回っているディスク」から「メモリーチップに変える」、そう考えてもらえれば、パソコンが早くなるのも納得できるはずです。
SDD換装作業で準備したもの
- 交換用の内蔵SSD
- SATA/USB変換アダプタ
- USBメモリ(Windowsインストールメディア用、なくても大丈夫です)
- プラスドライバー(パソコンのカバーを開けるのに使用します)
交換用の内蔵SSD
SAMSUNG 870EVO 1TBを購入しました。
2.5インチ SATA接続です。
SATA/USB変換アダプタ
SSDをUSBポートに接続するためのアダプターです。
新しいSSDにHDDのクローンをつくる時に使用します。
SSDにクローンを作ることで、HDDからSSDに物理的に交換するだけで作業が終了します。
USBメモリ
何かのトラブルでクローンが作成ないときのために、USBメモリに「Windowsインストールメディア」を作成しました。
「Windowsインストールメディア」作成には8GB以上必要です。
問題なくクローン作成できたので、Windowsインストールは行っていません。
ドライバー
普通のねじ回しです、パソコンのカバーを開けるために使用します。
SAMSUNG 870EVO 1TBを選んだ理由
「SSD交換は誰にでもできる」とは言っても、「コピーに時間がかかったり」「カバーを開けて部品を交換する」など、楽な作業ではありません、少し高価でも良いものを選んでおきたいものです。
サムスン製品を選んだ理由は以下になります。
- 口コミで評判が良いもの
- クローン作成の付属ソフトが使いやすそうだった
結果は、大満足です。
SSDへの交換作業はもちろん、クローンソフトも使いやすくて問題なく作業できました。
SSD選びについては以下の記事を参考にしてください。
参考までに、おすすめSSDはこちら
購入までにいろいろと調べました、せっかくなので紹介しておきます。
口コミで評判が良いと、感じたのは以下のメーカーです。
✔ サムスン(Samsung)
✔ クルーシャル(Crucial)
✔ ウェスタン デジタル(WESTERN DIGITAL)
最終的には普段から耳にすることが多い「SAMSUNG」のSSDを購入しました。
HDDからSSDへの交換作業の手順
HDDからSSDに換装する作業の手順を解説します。
僕の場合は以下の手順で作業を行いました。
作業1:バックアップをとる。
作業2:Windowsインストールメディアの作成。(クローン作成するなら本来は不要)
作業3:SSDにHDDのクローンを作成する。
作業4:パソコンのカバーを開けてHDDからSSDに交換する。
作業1 バックアップをとる
トラブルに備えてデータをバックアップしておきます。
バックアップにはポータブルのHDDを使用しました。
約250GBで3時間くらいかかりました。
SSDの価格も安くなってきたので、少しでも速く作業したい方はSSDが良いですね。
作業2 Windows インストールメディアを作成する
何かのトラブルでクローンが作成ないときのために、USBメモリに「Windowsインストールメディア」を作成しました。
8GB以上のUSBメモリが必要です。
作業3 SSDにHDDのクローンを作成する
サムスンのSSD総合ソフトウェア「SAMSUNG Magician」を使用してクローンを作成します。
- ソフトウェアは専用サイトからダウンロードして使用します。
- 他社製のSSDには使用できません。
- SSDの初期化は不要です。
「SATA/USB変換アダプタ」を使用してUSBにSSDを接続してクローンを作成します。
処理時間は2時間くらいでした。
サムスンの付属ソフト「SAMSUNG Magician」でのクローン作成方法は以下です。
作業4 パソコンのカバーを開けてHDDからSSDに付け替える
SSDにクローンを作成したら、あとはHDDをSSDに交換するだけです。
ノートパソコンの裏側のカバーを開けてHDDを外します。
SSDを取り付けて終了です。
まとめ
古いパソコンのスピードアップについて解説しました。
行ったことは「メモリ増設」と「SSD換装」です。
特にHDDからSSDへの交換はおどろくほどパソコンが早くなります。
難しい作業ではないのでチャレンジしてはいかがでしょうか。