運動会の望遠レンズ、APS-Cで300mm以上のズームがおすすめ

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運動会の写真撮影は難しいですよね

幼稚園から6年生まで、7回チャレンジしました。

このページでは、おすすめのカメラやレンズ、撮影のポイントなどを紹介しています。

失敗できない大切な写真なので、後悔のないようにしたいですね。

保育園の運動会 f/7.1 1/1600秒 55mm
小学校6年生の運動会 f/8 1/800秒 300mm
かず
かず

それでは、見て行きましょう。

運動会で使いたいカメラとレンズの種類

運動会におすすめのカメラ本体、レンズは何ミリ?

  • APS-Cセンサー
  • テレ側300mm以上のズームレンズ
かず
かず

カメラ本体はAPS-Cセンサー、レンズはテレ側300mm以上のズームレンズをおすすめします。

フルサイズセンサーでなくAPS-Cセンサーをお勧めする理由

  • 運動会ではできるだけ望遠が欲しい
  • APS-Cセンサーはフルサイズセンサーの1.5倍の望遠効果がある
  • フルサイズのシステムはカメラもレンズも高価、大きくて重い

ご存知かと思いますが、カメラ本体はセンサーサイズで違いがあります。

カメラを趣味にする人にとっては「35mm フルサイズ」にあこがれると思いますが、運動会ではAPS-Cにしておきましょう。

理由は「APS-C」は望遠効果があります。

フルサイズよりも小さなレンズで済ませることができるためです

小さなレンズということは「お財布にやさしい」価格です、それだけでなく取り扱いも楽に行えます。

APS-Cセンサーはフルサイズセンサーに比べると約1.5倍(メーカーにより少しの違いがあります)の望遠効果があります。

後述しますが、運動会ではできるだけ望遠が欲しいので、APS-Cであれば300mm以上の望遠が欲しいところです、この倍率だとフルサイズでは450mmのレンズが必要になります。

もちろん×1.5のテレコンを使用する手段もあります。

ですが、値段と取り扱いを考えれば「APS-C」でシステムを組むことをお勧めします。

欲しいカメラがフルサイズかAPS-Cかを調べるには、カタログのセンサーサイズを確認する必要があります。

テレ側300mm以上のズームレンズをおすすめする理由

  • レンズ交換の時間がないのでズームレンズが良い
  • 幼稚園であれば200mmでも足りる
  • 小学生になると校庭が広くなるので、テレ側は300mm欲しい

運動会ではレンズ交換の時間はありません、1本のレンズで遠くも近くも撮影する必要があります。

それには単焦点レンズでなくズームレンズが必要になります。

70-200mmのズームレンズで撮影した写真

以下の図の場所から2枚の写真を撮影しました、徒競走の「スタート直後」と「手前を通ったとき」の写真です。

カメラはCanon 6D、レンズはCanon純正 F4.0 70-200mmを使用しました。

スタート直後の写真

Canon EOS60D 焦点距離 200mm

カメラの手前で撮影した写真

Canon EOS60D 焦点距離 100mm

2枚の写真は小学校3年生の写真です。

①の「スタート直後」ではもう少し望遠が欲しいですね、トラックの大きさで違いはありますが焦点距離200mmでは不足していることがわかります。

②「カメラ手前の写真」は手前を通ったところで撮影した写真です。構図は失敗していますが、焦点距離は100mmで合っています。

かず
かず

ご覧のとおり、「スタート直後は200mm」、「カメラの前では100mm」と遠くも近くも撮れるズームレンズが必要です。

70-300mmのズームレンズで撮影した写真

そして1年後、300mmを準備してチャレンジしました。

この年から徒競走の撮影場所を変えました、姪っ子も1年成長しています。

スタート直後の写真

Canon EOS7D2 焦点距離 300mm

カメラの手前で撮影した写真

Canon EOS7D2 焦点距離 70mm

この年から撮影場所を変えただけでなく、カメラを「Canon 7D2」 レンズは「Tamron 70-300mm」に変更しました。

APS-C 200mmと300mmの写真の比較

わかりやすいように、スタート直後の写真を並べてみます。

Canon EOS60D 焦点距離 200mm
Canon EOS7D2 焦点距離 300mm
かず
かず

条件が少し違いますが、300mmのほうが良い感じで撮れていますよね。

運動会に600mmズームはおすすめしません

運動会では、もちろん大きな望遠レンズのほうが大きく撮れて良いのですが、だからといって、野鳥を撮影するようなレンズはおすすめしません。

かず
かず

もちろん、本人が良ければそれでOKです。

  • グラウンドを移動できるならフットワークを活かしたほうが良い
  • 大きなレンズでは重くてフットワークが悪い
  • 目立ちすぎる、噂になると子供がかわいそう

テレ側600mmの望遠レンズを持ち込む「パパさんやじいちゃん」、どのくらいいるでしょうか?

僕は見たことありません。

Canonの白レンズ(EF 70-200mm)でも少し周りの目が気になりますよ。

観客席から移動ができないのであれば、三脚で大きなレンズを使うのも仕方ないですね。

運動会にお勧めのレンズ

運動会にお勧めのカメラとレンズです。

持っているならミラーレスでなく一眼レフタイプがお勧めです。

理由はバッテリーの持ちが良いからです。

また、上述していますがフルサイズセンサーでなくAPS-Cセンサーモデルの方が望遠効果があるので、運動会には適していると考えています。

レンズはサードパーティーのほうがお財布にやさしいです。

ミラーレスカメラ用 望遠ズームレンズ

TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD

TAMRONのミラーレス対応望遠ズームです。

マウントはSONY EマウントとNIKON Zマウントがあります。

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary

SIGMAのミラーレス用の望遠ズームレンズです。

SONY Eマウントに対応しています。

一眼レフカメラ用 望遠ズームレンズ

TAMTRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD(Model A035)

適度な焦点距離と、比較的求めやすい価格が魅力的です。

質量 約1,100gと少し重めです。

対応マウントはNikon FとCanon EFです。

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary

シグマの望遠ズームでお勧めはこれです。

100-400mmの運動会におすすめの焦点距離、価格も手頃です。

質量 1,160gです。

一眼レフカメラ用 高倍率ズームレンズ

TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di Ⅱ VC HLD(Model B028)

高倍率ズームでAPS-Cで400mm、705gと軽量です。

これ1本で、全て距離がOKの高倍率ズーム、価格も手頃です。

対応マウントはNikon FとCanon EFです。

クリーニングキット

運動会会場でレンズ交換はしないと思いますが、カメラ内にゴミが入ることもあるのでクリーニングキットは持っていたほうがいいです。

せめてブロアーだけでも

運動会の写真を撮るコツ

写真を趣味にする人にとって、運動会は1年に一度のビックイベントです。

お子さんやお孫さんの運動会であれば、絶対に失敗するわけには行きません

そこで運動会撮影のちょっとしたコツを解説します。

露出は晴天ならオートでOK

運動会は晴れた日に行われることが多く、写真の撮影においては条件が良いので、露出設定はオートにしてカメラ任せでOKです。

カメラの設定にスポーツモードがあればそれも良いです。

シャッタースピードが「1/800秒」以上であれば問題ありません。

いずれにしても、設定をいじりすぎて失敗写真にしないようにしましょう

以下の写真は僕が実際に露出を間違えて失敗した写真です、真白な写真になってしましました。

この年の運動会は戻ってきません。

露出を設定を間違えた失敗写真の事例 (f/4 1/8000秒 200mm iso-2500

もちろん「明るいレンズを使う」、「流し撮りをしたい」というハイレベルな方は、露出設定は自分で判断してください。

AFエリアは中央1点を使う、ゾーンAFは使わない

AFエリアは1点AFを使用します、中央1点か少し上にずらすのが良いです。

画像引用元:Canon公式サイト EOS90D デュアルピクセルCMOS AF

ゾーンAFや自動選択AFを使用すると、他の場所にピントが合ってしまうことがあります。

以下のようなピントが合っていない写真は画像編集ソフトでも救済できません。

ピントを外した写真の事例 (f/4 1/2500秒 200mm)

コツは1点AFでベルトの位置をねらいましょう。

ベルトの位置にピントをねらいましょう

ピントが合わせにくい原因はカメラの性能もあります、AF性能の良いカメラを使うのも手段です。

団体競技は広角側でも撮影しておきたい

運動会ではお孫さんやお子さんの写真を撮るのはあたりまえですが、団体競技は広角で撮るのもおもしろいです。

もちろんレンズ交換はしたくないので、ズームレンズの広角側での撮影です。

竹取り団体戦 Canon EOS7D2 焦点距離 84mm f/8 1/2500秒
組み体操 Canon EOS7D2 焦点距離 70mm f/8 1/800秒

事前に打ち合わせをしておく

✔ 撮りたい本人がわかるように、靴やソックスの特徴を確認しておく。

特に保育園や小学校低学年の子は、自分の子供や孫でも探すのが大変です。

裸眼で大変なのにそれをファインダー越しに見つけなければいけません。

事前に靴やソックスの色や柄など、デザインを確認しておきましょう。

かず
かず

当日でも大丈夫ですが、事前に話をしたほうが頭に入ります。

運動会プログラム、走る順番、ダンスや体操の位置を聞いておく

運動会のプログラムを入手しておくことは必須です。

それ以外に、徒競走ではしる順番とコース、ダンス競技や体操の並び位置を聞いてプログラムに記入しておきましょう。

全部わかると良いのですが、聞いても覚えていなかったり面倒だったり、全てを教えてもらえるとは限りません。

わからないときは、ラジオ体操の順番からダンス競技の並びを予測することも必要です。

SDカードやバッテリーは予備を準備しておく

運動会は朝から夕方まで行われます、写真を撮る枚数は通常よりも多くなるはずです。

また連射を多用すれば、さらに撮影枚数が増えます。

写真を記憶するSDカードやバッテリーは予備を準備しておくことをおすすめします。

かず
かず

運動会では1,000枚以上撮影しました。

一眼レフタイプのカメラであれば予備バッテリーは1個で間に合いそうですが、ミラーレスだと2個必要になるかもしれないですね。

メーカーのカタログデータの撮影可能枚数は以下です

Canon EOS 90D (一眼レフカメラ)

ファインダー撮影:常温(+23℃)約1860枚/低温(0℃)約1850枚
ライブビュー撮影:常温(+23℃)約510枚/低温(0℃) 約500枚

Canon EOS R7 (ミラーレスカメラ)

ファインダー[なめらかさ優先]設定時
約380枚(ファインダー撮影時)
約660枚(モニター撮影時)

ファインダー[省電力優先]設定時
約500枚(ファインダー撮影時)
約770枚(モニター撮影時)

連射を使って瞬間を逃さない

スポーツ撮影では一瞬でシーンが変わります、良い写真だけを撮影することは不可能に近いので連射機能を使用することをおすすめします。

以下はCanon EOS 7D2 での約10コマ/秒での連射撮影です。

高速連射でもこれだけの違いがあります。

SDカードは書き込みの早いものを使いましょう

連射を多く使う場合SDカードも連射性能に影響します、「書き込みの早い」SDカードを選んだほうがが良いですね。

かず
かず

僕はSandiskのClass10を使っています。

持って行くと便利なアイテム

カメラの機材以外で持て行くと便利なアイテムがあります。

テントやシートは家族で準備することが多いので除外しておきます。

✔ キャンプ用チェア

自分専用のキャンプ用チェアを準備しておきましょう、シートは意外と座りにくいです。

持ち運びできる「コールマンのリゾートチェア」がお勧めですよ。

水筒

暑い日はペットボトルだと温まってしまうので、水筒に冷たい飲み物を入れておくと良いですね。

運動会の撮影が終わったらフォトブックを作りましょう

運動会が終わったら作業終了ではありません、写真をパソコンに取り込んで選別します。

そしてDVDにコピーするのも良いですが、僕の場合はフォトブックを作成してプレゼントしました。

かず
かず

10年後、20年後に思い出してもらえたら嬉しいので、フォトブックをプレゼントしています。

フォトブックはパソコンで編集してインターネット経由で注文することができます。

パソコン操作が嫌いでなければ、フォトブックの作成は楽しいですよ。

おすすめは、業界最安値のしまうまプリントです。

以下のバナーをクリックすればいけますよ。

まとめ

運動会でのお勧めカメラとレンズを紹介しました。

運動会ではAPS-Cセンサーのカメラと最低でもテレ側300mmのズームがおすすめです。

  • APS-Cは望遠効果があるため
  • テレ側200mmでは望遠が不足すると思われるため
  • 遠くも近くも1本のレンズで撮りたいので単焦点でなく、ズームレンズのほうが便利

前日までに子供と打ち合わせをして、走る順番や体操、ダンスの並び順、ソックスやシューズの特徴を覚えておきましょう。

運動会は晴れた日が多いので、特別難しい露出設定は必要ありません、オートでもOKです。

AFはほかの子にピントをもって行かれないように「中央1点」、ベルトの位置をねらってください。

カメラ以外にもキャンプ用のチェアや水筒を持っていると便利ですよ。

そして、撮影が終わったら写真を選別して、フォトブックを作ってプレゼントしましょうね。

10年、20年たってから思い出してもらえるように、がんばりましょう。

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