意外と手間がかかる「生産管理システム サーバー更新作業」を解説

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生産管理システムを社内サーバーで運用している場合、数年に一度、サーバー更新作業が発生します。

サーバー更新作業とは、システム導入からある程度の年数が経過して、サーバー機の買い替えやソフトウェアの更新を行うことです。

私の会社でも生産管理のパッケージソフトを社内サーバーで運用していて、もうすぐサーバー更新時期をむかえています。今のシステムを運用して3回目のサーバー更新になりますが、今回はソフトウェアのバージョンアップなど結構な作業になりそうです。

このページはシステム運用でのサーバーの更新について、参考資料としてまとめたものです。
よろしければ参考にしてください。

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なぜサーバーの更新が必要なのか

生産管理システムは製造業では重要な基幹システムです。受注データや売上データ、生産実績データなどを日々蓄積することで、必要な時に、必要なデータを出力する事が可能になります。

企業の経営に必要なデータも生産管理システムからアウトプットされます。データを蓄積するためのサーバーは信頼できるものを使用する必要があります。

サーバーの更新作業は以下のような理由で行われます。

  • ハードウェアの保守契約の終了
  • 老朽化による故障等の予防
  • スペックの向上を狙う

ハードウェア保守契約の終了

基幹システムのサーバーは信頼できるスペックのものを導入します、故障等のトラブルはあまり発生しません。それでも保険を掛けて保守契約を行っておきます。

ですが、保守契約は期限が有ります。保守契約は概ね5年、7年などが一般的と思われます。
その保守契約が切れるタイミングで新しいサーバーへと切り替えを行います。

老朽化による故障等の予防

スペックの高いサーバーでも老朽化は避けられません。
老朽化でトラブルが発生する前に新しいハードウェアに買い替えを行います。

スペックの向上を狙う

仮に5年も経てば新しいパソコンのスペックは大幅に向上しています。

システムのレスポンスはオペレーターの作業時間に影響します。個々の処理では少ない効果でも積み上げれば大きな効果になります。データも蓄積されデータベースの記憶容量の拡張も必要になります。

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ハードウェアの購入と設定作業

サーバー機

ハードウェアの買い替えは通常と同じように、取引している販売店があればそこで購入します。
必要スペックについてはソフトウェア開発メーカーに確認するして決定する必要があります。
結果として旧サーバーよりも上のスペックになることが多いです。

設定作業は自社で行うことも可能ですが、私の場合は作業に慣れているソフトウェア開発メーカーに依頼する方法を選択しています。

クライアントPC

クライアントPCも導入から年数が経過している場合は、このタイミングで新しいものに買い換えます。
サーバーと同様に生産管理システムの必要スペックに見合ったものを選ぶ必要があります。

生産管理システムのバージョンアップ

既存のシステムがパッケージソフトの場合には、新しいシステム環境に対応できない場合があります。

例えばクライアントPCを最新の物に買い換えるとWindowsも最新になりますが、ソフトウェアが古くてシステムが動かない事があります。そのような時はバージョンアップなどでソフトウエアを最新版に変更します。

ソフトウェアを最新にするというのは単純に新しいソフトウェアをインストールするだけではありません。カスタマイズ作業やアドオンソフトの動作確認、プログラムの修正作業といった多くの作業が発生することもあります。

バージョンアップは小さな修正程度のものから、テーブルレイアウトが変わるような大きなものまで様々です。大きなバージョンアップの場合は作業の量も大きなものになります。

作業には以下のものが考えられます。

  • バージョンアップ後の新機能の確認
  • 既存システムでのカスタマイズ項目の確認
  • カスタマイズ作業
  • 自社開発のアドオンソフトの稼働確認と修正作業
  • データ移行作業

バージョンアップ後の新機能の確認

バージョンアップによる追加機能を確認して、良いものは導入します。

既存システムでのカスタマイズ項目の確認

必要で行ったカスタマイズであっても、運用変更等により現時点では使われていないカスタマイズ項目があります。そのようなものは新しいシステムには導入する必要がありません、運用状況を確認してカスタマイズの要否を判断することが必要です。

カスタマイズ作業

ソフトメーカーによりカスタマイズ作業を行います。

作業にはコストが発生します。新規導入時にサービス価格でカスタマイズを行っていた場合は、その時よりも高いコストが発生します。

自社開発のアドオンソフトの稼働確認と修正作業

自社開発によるアドオンソフトがある場合は新環境での稼働確認や必要に応じてプログラムの修正作業が必要です。

  • データベースからのデータ取り出し方法を変える必要がある。
  • パッケージソフトのデータベース構造に変更がある。

場合によっては、上記のような変更あるので注意が必要です。

私の場合ですが、ACCESSやEXCELのVBAプログラムが少なく見ても30本以上あります。今回のサーバー更新作業ではアドオンソフトの修正で、結構な工数を見込んでいます。

データ移行作業

通常のサーバー更新作業であればデータ移行はエクスポートとインポートで終了します。データベース構造やテーブルレイアウトが変わっている時は、EXCELなどで旧システムのデータを編集する作業が必要です。

動作確認と運用開始

最新ソフトのインストール、カスタマイズ、アドオンソフトの修正、データ移行など全ての作業が終了したら動作確認を行い、新しいシステム環境で新しバージョンの生産管理システムの運用を開始します。

コストについて

最後にコストについてです。

通常のサーバー更新作業であれば、ハードウェアの料金プラスアルファ程度のコストで済みます。但し、大幅なバージョンアップであればSEサポートの料金やカスタマイズ費用などが発生して、システム導入時と同額のコストが発生する可能性があります。

高額な設備投資になりますが、生産管理システムの運用は製造業では欠かせません。定期的にサーバーの更新やソフトのバージョンアップは、必要な投資であることを認識しておく必要があります。

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