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地方の工場で社内SEを行っています。
システムエンジニアではありますが、勤務先は製造業です。
人が足りない時などは現場の応援も行います、入社した時には1ヶ月間の現場実習も行いました。
「製造業への転職を考えているけど現場作業が心配」
「事務職よりも現場の作業が向いている気がする」
そのような人に向けて、このページでは現場作業の体験談をお話します。
現場作業はきついか?
「現場作業はきついですか?」と聞かれると、「最初は体力的にきついけど、1週間から2週間で慣れます」、という回答になります。
始めたばかりの頃は以下のような感じです。
- 1日立っているので足が疲れる。
- 安全靴で足が痛くなる。
- 重い物を持つので手も痛くなる。
- ライン作業は休む間もない。
- 単純作業で直ぐに飽きる。
ですが、その体のきつさは最初だけのものです、1週間から2週間も続けると体が慣れてきます。
やってみれば意外と出来るものです。
どのような作業を行ったのか
行ったのは以下のような、プレス加工及び梱包作業のライン生産です。
上の絵(?)のような作業です、イメージは伝わるでしょうか?
1ヶ月間このような作業を行いました。
事務所と現場の違い
事務所も現場も仕事をする場所には変わりないのですが、職場としての環境には違いがあります。
事務所 | 危険な作業はほとんどない 比較的静かに仕事ができる 自分のデスクがある 空調がある |
現場 | 安全第一 機械が動いている現場では小さな声では会話できない デスクがない、休憩は休憩室で過ごす 空調がない場所もある |
現場実習や応援を頼まれたら
入社時の現場実習の場合
もしも製造業のシステム部門へ転職する時に現場の実習があるのであれば、気持ち良く受け入れることをお勧めします。
自分の会社の事を知る為には現場も含めて様々な部署を回ったほうが良いのは言うまでもありません。
今後の仕事を進める上で顔と名前を知ってもらう事も必要です。
現場でずっと働く訳ではないので、機械の操作などの現場の細かな作業を覚える必要はありません。
入社後の現場の応援
入社後の話ですが、現場作業の応援を頼まれた場合は自分の仕事の状況で判断する事をお勧めします。
「忙しい」、「自分の仕事ではない」などと言って頑なに拒んでいると、周りの人の信頼を損なう可能性もありまます。
何よりも製造業は物作りを行い、出来た品物を売る事で企業として成り立っています。
但し、いま取り掛かっている仕事の重要度も考慮する必要もあります。
プログラムを作る仕事やシステムを作る仕事は、あなたと情報部門のメンバーしか出来ないはずです。
どちらが重要なのかを正しく判断して、周りに流されない事も大切なことです。
将来的に現場の作業者として働くことは出来るか?
本来の私の仕事はシステムエンジニアです。
ですが、このような作業を行っていると、ふと考えることがありました。
エンジニアとして駄目な時に、「現場の作業者として働くことは出来るだろか・・・?」、という事です。
あまり考える必要がないことですが、作業をしているとついつい考えてしまいます。
体のきつさは時間と共に慣れてきます、1日中立っていても何とも思わなくなります。少しずつストレスも軽くなっていきます。
ですが、決定的な事があります。
何といっても仕事が楽しくないです。
やはり人には向き不向きがあるようです。若い時からプログラムを作り、完成した時の喜びを知っている私には、現場での繰り返し作業はどうしても合わないようです。
現場の人と話していると、逆に1日中座っている事が苦手な人もいるようです。そのような人は現場で作業している方が合っているのかもしれないですね。
どちらが良いという話でなく、静かな環境でパソコンを使って仕事しているよりも、機械の音がする賑やかな環境で動いている方が、仕事として合っている人も居ると言うことです。
まとめ
IT企業から製造業への転職は、現場の実習など不安な事はたくさんあると思います。実際のところ私もそうでした。
しかし体を動かす仕事はしばらく続けると慣れてきます。もしも、その会社自体に魅力を感じるのであれば、僅かな期間の現場作業を受け入れることをお勧めします。
将来的に現場の作業者として仕事を続けられるのか?、という疑問に対しては、「人それぞれ」という回答になります。
プログラミングが好きで1日中パソコンを見ていても何も気にならない、私のような人がいれば、「座っているだけで無理」、現場のほうが全然合っている人も私の会社にはたくさんいます。