ACCESSランタイムではオプション設定ができません。
アクションクエリを使ったプログラムを実行すると警告メッセージが出てしまいます。
ACCESSランタイムでオプションを変更するにはVBAを使用します。
簡単なコーディングなのでお試しください。
VBAでのオプション変更
警告メッセージを消すにはACCESSのオプションでクライアント設定の変更が必要です。
ランタイムでは上記のオプション設定画面は表示できません、VBAで設定を変更します。
ACCESSランタイムではVBAはコーディングできないのでACCESS(ランタイムでなく有償版)がインストールされているPCでコーディングしてください。
具体的には「SetOption」メソッドを実行することにより、ACCESSオプションを変更することができます。
コーディングは以下です。
'レコードの変更
Application.SetOption "Confirm Record Changes", False
'オブジェクトの削除
Application.SetOption "Confirm Document Deletions", False
'アクションクエリ
Application.SetOption "Confirm Action Queries", False
参考までに”False”の部分を”True”にすることで確認メッセージをONにできます。
ACCESSランタイムでVBAを実行する方法
ACCESSランタイムは開発環境がないのでVBE画面からプログラムを実行できません。AUTOEXECマクロを作成してプログラムが実行されるようにしておきます。
AUTOEXECを設定することでファイルを開くだけでプログラムが実行され、オプション設定の変更が行われます。
(起動時のフォームを作成して、そこに上記コードを組み込んでおいても問題ありません)
プログラム実行について
あとはACCESSランタイムが設定されているパソコンでプログラムを実行してください。
クライアント設定はACCESSを終了しても元に戻りません。
設定プログラムは一度だけ実行すればOKです。